第4回「戦士基礎論 I 」
ルディア: | 今回のテーマは、『戦士基礎論 I 』です。 |
ナイド: | ようやく話の範囲が狭くなってきたな。 |
ルディア: | ファンタジーとは剣と魔法の世界、という話は以前にしましたが、その剣を司る存在としての戦士の話、というのが今回のタイトルの趣旨です。 |
ナイド: | それは暗に、次回のタイトルは決まっていると言っているな。 |
ルディア: |
そうですね。 それでですね、今回は、ゲストを招いているのですよ。 |
ナイド: | 戦士の話だからな‥‥相応しい戦士だろうな。 Fが創った中で、生粋の戦士と言えば、1人しかいないな。 奴は純粋な戦士を殆ど創らんからな。 オレは武器での戦いは得意なほうではあるが、それ専門では無い。 |
ルディア: | では、どうぞ、お入り下さい。 |
ガルザス: | 失礼しますぞ。 ‥‥おお、これはナイド殿にルディア殿。 さすがに汎用キャラであるだけあって、多忙ですな。 |
ナイド: | やはりガルザスさんか。 こちらこそ、わざわざ出向いてもらってすまないな。 |
ガルザス: | いや、一向に構いませぬぞ? なにしろあちらは最近全く話が進んでおらぬ故、暇ですからな。 |
Phant.F: | (悪かったな。) |
ナイド: |
引っ込んでろ、外野。>F ‥‥今回は戦士の話という事で、生粋の傭兵戦士の視点からの意見を頂きたい。 |
ガルザス: |
なるほど。 承知致しましたぞ。 どんな事を話せば良いのですかな? |
ルディア: | そうですね‥‥、まずは、戦士に求められるものは何だと思いますか? |
ガルザス: | そうですな‥‥最も重要な事は、『壁』としての役割でしょうな。『楯』と言い換える事もできますがな。 |
ルディア: | 壁‥‥ですか。 つまり、守りの能力ですよね。 攻める能力は重要では無いのですか? |
ガルザス: | 攻める能力はあるに越したことはありませぬ。 「攻撃は最大の防御なり」という言葉もありますからな。 私が思うに、戦士にとって攻撃とは脅威を減らす為の手段に過ぎませぬ。 |
ナイド: | それは、いつも先陣を切っているあなたらしからぬ意見だな。 |
ガルザス: | ルディア殿は『戦士』に求められるもの、と言われましたからな。 戦士の大半は、守るべきものを背負っている故、『守り』こそが本質となるわけですぞ。 |
ルディア: | では、ガルザスさんの場合はどうなのですか? |
ガルザス: | 私は一介の傭兵ですからな。 守るものは己の身ひとつと契約しか持ち合わせておりませぬ故、また、先陣が役割であります故、攻め手に見えるわけですな。 |
ルディア: | 本質が『攻め手』である戦士はいないのですか? |
ガルザス: | むむ、状況が殲滅や攻城などなら、その立場の時は攻め手とも呼べますがな‥‥それだけを専門とする戦士は多くはおりますまい。 武器や肉体で戦えるという事はそれだけで、どのような戦いの状況でもある程度応用がききますからな。 |
ナイド: | ‥‥真に『攻め手』の武器使いに関しては、またいつかの機会にオレから話そう。 純粋に戦士では無いが、攻め手である武器使いは存在する。 |
ルディア: | ? |
ガルザス: | なるほど‥‥大方読めましたぞ。 ではそちらは、ナイド殿に一任するといたしましょう。 |
ルディア: | では、戦士にとって大切な心がけとは、何だと思いますか? |
ガルザス: | ふむ、そうですな‥‥不屈の闘志、と致しましょうか。 傭兵の心がけを問われたなら、まず生き延びよ、ですがな。 |
ナイド: | どちらにせよ、戦士はしぶとくあるべきだな。 |
ルディア: | 今回はガルザスさん、わざわざお越しくださって、ありがとうございました。 皆様も、お付き合いありがとうございました。 では、また次回にお会いしましょうね♪ |
-- Piece of Phantom --
composed by Phant.F
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