第1回「幻想概論 I 」


prev(00) back next(02)


ルディア: 記念すべき第1回は、『幻想概論 I 』です。
ナイド: 何なんだ、はじめからこの重苦しいタイトルは。
ルディア: まずは定義をしておかないと次からの話の前提が合わないらしいのですけれど、私にも詳しいことは分からないですね。
Phant.F: ‥‥幻想世界の事をいろいろ話すにしても、それ以前に幻想世界の定義がずれていては仕方が無いからね。 ああ、タイトルの付け方は趣味だから、気にするな。
ナイド: まあ、いいが。
で、どう定義付けているんだ?
ルディア: 現実ではないもの全てです。
ナイド: なっ‥‥!?
Phant.F: いや、当然だろう? 本来幻想とはそういうものだ。 だがまあ、それは当然広義だ。
狭義としては、おおよそ「中世ファンタジー世界」と等しくなる。いや、これで定義付けるのは自己定義なので問題だけど。
ルディア: つまり、Fさんは幻想といえばほぼ「ノンフィクション」では無い物と同じ意味でとらえるけれども、人と話すときはゲームなどでよく使われる中世風な剣と魔法の世界として使う、という事ですか?
ナイド: 「ノンフィクションでは無い物」‥‥2重否定だぞ。 とはいえフィクションの言葉のイメージはファンタジーとは違うからな。 全ての空想、全ての虚構‥‥
Phant.F: まあ、ファンタジーといっても大きくその2つの捉え方があるが、今後は狭義である「中世風な剣と魔法の世界」を主軸に話していくという事だ。
ナイド: ‥‥それは、当然の事だろう?
Phant.F: 当然の事を当然の事と言って理解してもらえるならば苦労はしない!
お前には経験が無いのか、人との定義の差で思い違えた事とか。
ルディア: ‥‥ナイドさんって、自分の言っている事が理解できない相手に興味を持たないところありますから。 逆に、自分が理解できなかった事は人に任せますけど。 理解違いは自己が未熟だったとしか思わないでしょうし。
Phant.F: む。 我がキャラながら、なんて奴。
ナイド: ‥‥誤解の少ないように伝える努力をするのにとやかくは言わん。
が、お前はここを読む人間をなめてないか?
Phant.F: いや、全然。これっぽちも。 そもそもオレはいかなる時でも他人を甘く見ない。
ルディア: ナイドさん、Fさん。 話が逸れてます。
ナイド:
Phant.F:
あ‥‥すまん。
あ‥‥すまん。
ルディア: 基本的には、「中世風な剣と魔法の世界」です。 ですが、それでも当然100人いれば100通りの考えがあるわけですので、以降の話で取り扱われるのは当然 Phant.F さんの考えである「中世風な剣と魔法の世界」なのです。
だから、自分と違っているからといって、自分が間違っているなどとは決して思わないで下さい。「そういう考え方もあるんだ」くらいに思っていただければ幸いなのです。
Phant.F: うん。世界の定義を一致させるのは同じ世界でゲームを行うときだけで十分だからね。
ナイド: だがFは、世界そのものの話は得意では無いな。 物価とか、法とか、魔法の珍しさとか、世界構造とか。
ルディア: ならばどんな物が得意ですか? それこそが、今後話されていく話題となるのでしょうが。
Phant.F: ○○とはどんな物である、とか、△△という物があるけどそれってこういう物だろうか?、とか、□□にはこういう物とかそういう物とかがある、とかかな。
ナイド: ‥‥分かりにくいな。
ルディア: つまり、具体例を出す事や、ある事柄を深く掘り下げるのが得意というわけですね。
ナイド: 他との整合性を考えるのが苦手という事か。 まあ、個々のファンタジーにおいては必ずしも整合性が必要というわけでは無いが。
Phant.F: 整合性が必要なのは、作品として組み立てるか、人と世界を共有する時か、そのくらいだよ。
ルディア: では今後のテーマは、細かい部分の話題が選ばれていくわけですね。
Phant.F: そうだね。
ナイド: さあ、何から手を付けるのかな? 最初のチョイスが楽しみだともいえる。
ルディア: では次回より、小さなテーマではじまります。 皆様、お付き合いありがとうございました。これからもよろしくお願いしますね♪

prev(00) back next(02)


-- Piece of Phantom --
composed by Phant.F