(Phant.F) | (最近、すとりのキャラではないキャラを良く使っていますが‥‥まあ、何と言うか、僕の遊びです。ご了承下さい。) |
(理論屋の青年) | というわけで、今回は僕が談義をすることになった。で、今回は使用アイテムと装飾品の話ということだが―― |
(ぼんやりした少女) | エルキスさぁん、ここってどこですかぁ? |
(理論屋の青年) | ‥‥ここは、‥‥僕にも正確に表現することはできない。敢えて言うならば、某所にある『前レス王国』という幻想世界の、さらにパラレルワールドだ。そんなことより、僕たちにはどうやらやるべき事があるようだよ、ルーニャ君。 |
(ぼんやりした少女) | やるべきこと、ですかぁ? |
(理論屋の青年) | そう、やるべき事。使用アイテムと装飾品の話をするんだ。こんな演技の練習なのか自己紹介なのか良く分からないような事をやっているスペースは無いんだ。というわけで、まずは使用アイテムだ。 |
(ぼんやりした少女) | 使用アイテムって言うとぉ、『ポーション』って呼ばれるような回復アイテムからぁ、能力を高めるようなものとかぁ、「人に向かって使わないでください」って書いてありそうな攻撃用の危険物とかぁ、魔法を使ったのと同じ効果がある巻物や宝石とかぁ、‥‥あと何かありましたかぁ? |
(理論屋の青年) | 長く話すときは、もう少しだけ速く話してもらいたい所なのだけどな。 |
(ぼんやりした少女) | しゃべり方が変わったらぁ、わたしじゃ無くなっちゃうじゃないですかぁ。ここで自分を表現できるものって、それしか無いんですよぉ? |
(理論屋の青年) | ‥‥まあとにかく、回復、攻撃、補助、その他‥‥何だか魔法のようだな。もっとも、使用アイテムの大半は魔法の発動みたいなものか。 |
(理論屋の青年) | 例外は、一部の回復アイテムと攻撃アイテム、それと魔法でもできないような効果を持つアイテム、細かく言うならば能力を永続的に上昇させるような物などか。 |
(ぼんやりした少女) | 使うと壊れる『カギ』って、どんな物なのですかぁ? |
(理論屋の青年) | 時々あるね、壊れる万能鍵。あれはなかなかに謎なアイテムだが‥‥、敢えてこじつけるとするなら、『アンロック』の効果を1回だけ発動できる鍵型のアイテムだろうか。何にせよ、使用アイテムは魔法のアイテムが大半を占めるだろうな。――では、装飾品の話に移ろうか。 |
(ぼんやりした少女) | わたし、貴金属にはあまり興味ないですぅ。 |
(理論屋の青年) | へえ、意外だな。きみは飾り物にはそれなりに興味があるのだろうと思っていたのだが。もしかして、意外と現実主義者なのかな? |
(ぼんやりした少女) | でも、宝石とかは好きですよー。 |
(理論屋の青年) | ‥‥前言撤回だ。もっとも、ここで言う装飾品というのは主にお守りなどのいわば『その他の装備』であって、飾りとしての品々にはあまり関係ないが。まあ、飾りとしての品々に魔力を込めて、お守りなどにしていることも多いか。宝石は、魔力と相性が良い事が多いからね。 |
(ぼんやりした少女) | 魔力のこもっていない装飾品って、無いんですかぁ? |
(理論屋の青年) | いくらでもあるが、装備としての意味を成さない。武器と鎧と鎧下と兜と小手と具足以外に、攻撃力や防御力などの足しになる物なんて魔力無しには無いからな。ああ、『本』は、知力がアップする(かも知れない)武器だから(笑)。 |
(ぼんやりした少女) | 何でも魔力なんですかぁ。 |
(理論屋の青年) | そんな中で、ひたすら魔力装備を排したキャラをやっているんだよね、僕らを操る権限を持っている方は。でもその割にファントさんだっけ?いろいろ無意味に持っているね、『その他の装備』にすらならない物を。 |
(ぼんやりした少女) | 何故そんな、何の足しにもならない装備をいろいろとするんですかぁ? |
(理論屋の青年) | これがまた、『技能』の足しにはなっていてだね。彼はそれを持っている状態で技能が使えるわけで、無いと逆にペナルティがかかる物なんだ、あれは。あとは、サバイバル用具的な物をたくさん持っているみたいだ。彼は、よく旅をするような仕事をしているらしいしね。 |
(ぼんやりした少女) | なんだか大変そうですねー。 |
(理論屋の青年) | 彼が大変なのは、神様の自業自得だよ。 |
(ぼんやりした少女) | それでけっきょく、え〜っとぉ、使用アイテムも装飾品も、魔力のあるものがほとんどなんですねー。傷がすぐに治るようなお薬ってありませんからぁ、回復アイテムは全部魔法のお薬かもしれないですねー。 |
(理論屋の青年) | そうかも知れないね。それでは、スペースももう無いので、今回はこの辺りで。いまいち結論が出ていないが、スペースには勝てない。またの機会があったら、その時はもう少し突き詰めてみたいところだね。(第16回・終わり) |