第24回「ロールとプレイとキャラクター」

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(偵察兵ファント)役割と演技と登場人物‥‥ねぇ。また突拍子も無いな。まあ、突拍子も無いのはいつものことか。
(Phant.F) いつもふと考えたくなるからね。このことは前々から少しは考えていた事でもあるし。
(薬草師ルディア)役割というのは、だいたいはキャラクターによって決まりますよね。「何ができるか」というのは、役割にかなり関わりますから。
(偵察兵ファント)でも演技自体もキャラクター次第だよな。「どんな奴か」ってのは演技に密接に関わるものだからね。
(Phant.F) 難しいのは、プレイヤー‥‥演技者、つまり素は、キャラクターが知っていることを知っているとは限らないこと。逆にキャラクターは、素が知っていることを知っているとは限らないこと。
(偵察兵ファント)加えて、素の考えとキャラクターの考えが同じとは限らないこと。
(薬草師ルディア)ですよね‥‥ファントさんみたいに素の方と知識が近い方は、あまり苦労なさらないのでしょうけど‥‥私はかなり違いますからね。
(Phant.F) ルディアで一番難しいのは口調でもなく知識の非共有でもなく、考え方と行動基準だよ。だからこうやって1人で内輪で操っている分にはさほど苦労しない。
(偵察兵ファント)僕ができたり知っていたりして、素ができなかったり知らなかったりする事と言えば、戦闘と技術関連の専門知識と技術くらいだからなぁ。その辺に関する知識も一応持ってはいるみたいだし。
(Phant.F) 微妙に戦えたり(何もやってないけど)、ダイヤル式のチェーンロックが開けれたり、中世の武器のこと知ってたり、まあ、いろいろ共有してるね。
(薬草師ルディア)Fさん、私と何か知識を共有していましたか?
(Phant.F) ん〜‥‥多分何もないと思う。だから口調と行動だけで何とかしようとしてる。僕自身には医学も植物学も無いから。物理学と化学だけは高校レベルにはあるんだけど‥‥。
(偵察兵ファント)かなり脱線してるぞ。話したかったのは役割の事だろうが。
(Phant.F) っと、そうだった。まあ役割って言ってもいろいろあって、キャラクターができることをする職業的役割もあれば、複数の人が集まったときにどういう立ち回りをするか、つまりリーダーや参謀、かき混ぜ役ってのも役割。
(薬草師ルディア)前者はキャラのロールに、後者は素のロールプレイに大きい影響を受けますけどね。
(Phant.F) 立ち回りってのはどうも地がでるからなぁ。違うものができたらすごい人だ。僕は比較的静観する方が多いタイプで、行動も『カウンター』になる。
(偵察兵ファント)理想は違う立ち回りをするキャラを操ることなんだけど、難しいからなぁ。
(薬草師ルディア)キャラクターができない事をしたくなることはありませんか?
(Phant.F) 良くある。けど、できないことはできないことだから、例え僕自身が分かることでもやらない。やれと言われれば行為自体は試みるだろうけど、上手く行かないだろーね。
(偵察兵ファント)それがキャラクターだろ。キャラクターってのはあくまで個人なんだから。素の分身であるか素と全くの別物であるかってのはここでは問題じゃない。
(薬草師ルディア)それでは進まなくなってしまった時はどうするのですか?
(Phant.F) 王国でそんなことは多分無いと思う。けど、そうなったらなったで、別の方向からアプローチしてもいいし、「偶然」できたりしても良いわけだし。極端な話、ファントが「この鍵開かねーぞ!?」って扉の前で言ってる隣でルディアが「あれ?この窓開いてますよ?」ってのもあり得ない話じゃないんだからね。
(偵察兵ファント)‥‥自分の領分は自分で解決したいとは思うけどね‥‥。
(薬草師ルディア)あの、スペースが無くなってきましたけど、今回の結論って何なのでしょう?
(Phant.F) ああ、それなら僕が一番分かっていない。途中から何が書きたかったのか良く分からなくなったから。
(偵察兵ファント)おいおい‥‥;じゃあ仕方がない。ルディアさん、いつものようにしめてくれ。
(薬草師ルディア)はい。ではこれで、今回の一人‥‥独り言を終わります。
(Phant.F) 悪かったな、独り言で!(第24回・終わり)

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