武器好きさんに50のお題 に挑戦

雪影様のサイト FACTORY 様よりお題を拝借致しました。
お題提供者様が各武器に対して持っている定義・イメージは、提供者様のサイトを訪ねてください。
自分の定義と違うものもありますが、ここでは提供者様に敬意を込めて、なるべく提供者様の定義で書かせていただいております。

そのうち絵も描けたらいいなぁ。


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1.大剣
その大男は、自分の背の丈ほどもある長大な剣を担いでいた。
ひとたびそれが振るわれれば、群がる敵はまとめて胴を分断された。

そこにあるのは、圧倒的な力。
扱える者は数少ないが、それ故に強力な武器である。



個人的には、『両手剣』という名でカテゴライズしている中で、とりわけ大きいものを『大剣』と呼んでいる。
力の象徴たる剣の中で、最も大きな力を見せ付けるもの。
当然ながら、充分な筋力がなければ装備すらできない。

2.ソード
その女性は、あたかも踊るように剣を振るう。
否、踊りながら剣を振るっている。

圧倒的な速さで繰り出される斬撃は、的確に相手の命を削っていった。
ソードダンサー。
それが彼女に付けられた通り名だった。



個人的には、(ノーマル)ソード=ロングソード=長剣でカテゴライズしている。
ここでは、『ショートソード』に近いイメージで書かせていただいた。
実際はショートソードは刺突向きだが、細かいことは気にしない。

3.長剣
2人の剣士が激しい剣戟を交えていた。
両者の手にあるのは、長く、丈夫で、先の鋭い剣。
一方が鋭い突きを放てば、もう一方はそれを紙一重で躱し、袈裟懸けに切りつける。
それを跳ね上げて薙ぎ払えば、それを叩き落して防御する。

力と力、技と技のぶつかり合いがそこにはあった。



イメージされているのは、史実で言うところの後期の『ロングソード』だろうか。
鋼で作られ、比較的細身で、先が鋭い。
史実ではどちらかというと騎士の近接武器だが、個人的には騎士の武器は馬上槍とサーベルというイメージなので、ここでは剣士の武器として書いた。
刺突・斬撃ともに優れる優秀な武器。 故に、扱うのは難しい。

4.レイピア
電光石火の突きが次々と繰り出される。
細く鋭い剣先は防具の継ぎ目を抜け、直接突き刺さる。
防ぎきれない無数の刺突。
急所に当たったが最後、致命傷は免れない。
しかもその長い刃は、敵を容易には踏み込ませない。



頑丈な鎧のある時代に活躍した武器ではないので、頑丈な鎧を相手にどれだけ有効打が入るかは不明なところがあるのだが。

5.日本刀
緩やかな反りを持った刀身に、美しき刃文。
その芸術性もさることながら、『斬る』という点に置いてこれに勝るものは無い。
名工が作り上げた渾身の一振りは、達人が扱う事により優れた耐久性をも得られる。
非常に難しい武器だが、扱いきれたときの能力は計り知れない。



斬撃の鋭さに重きを置く武器ゆえに、チェインメイル以上の鎧に対する有効性は下がるだろうと考えられる点は否めない。起伏が多く湿度の高い日本だからこそ、ここまで後世に語り継がれている事は言うまでも無いだろう。
それを加味しても万能な武器ではなく、西洋の剣と同じく力の象徴的な意味合いも強い。

6.木刀(竹刀)
その老人が打ち据えると、最後の1人も悶絶した。
老人の周りには、大柄な男が6人、全て地に伏していた。
木でできた刀には刃もなく、生かしたまま無力化する事ができる。
達人はあらゆる金属製の武器よりも、その一振りの木刀を愛用していた。



当然ながら、当たり所が悪ければ即死する事さえあるだろうが。
武器としての性能を純粋に考えれば金属製の方が良いように思われるが、状況次第では有効性も変わる。
決して軽んじて見てはいけない武器の1つである。

7.曲刀
男は、大きく湾曲した刀を携えていた。
先に寄った重心と湾曲した刃により、その一振りは目の前の障害を断ち切る。
歴戦の強者が使ってきたその曲刀は、様々な物を断ち切ってもなお、その威力の衰える事を知らない。
男は今日も、己の前に立ち塞がるものを一刀のもとに断ち切る。



『三日月刀』『シミター』あたりのイメージで。
ぶっ叩いて断ち切ることを身上とした、本物の『ブロードソード』などよりよほどそれらしい武器である。
刺突にはあまり使えないのが弱点といえば弱点であろう。

8.投げナイフ
斬り合っていた2人は、一度間合いを取り、仕切りなおした。
そこに僅かに生じた油断。
次の瞬間、鋭利な刃が突き刺さる。

射程は短く、威力もさほど無い。
しかし、近接武器よりは明らかに長く、装備の薄い部分に突き刺さる程度には鋭利だ。
相手の構えを崩すも良し、一瞬の隙を付くも良し。
手軽な副武器である。



投げる事専用の物と投げる事にも使える物とがあるが、いずれにせよ手軽な武器である。
但し、主武器として使えるものでは無いと考えた方が良いだろう。
また、ある程度の距離に刺さるように投げるにはそれなりに訓練を必要とする。

9.ダガー
その女は、剣と呼ぶには短すぎる両刃の武器を、両手に逆手持ちにして構えていた。
彼女は非常に身軽で素早く、一瞬で相手の間合いの中まで踏み込むと、その武器の鋭い先端を正確に、力の限りに敵の首筋に容赦無く突き立てた。

その武器は軽い故に振り回しても威力は無いが、代わりに持ち主の動きを阻害しない。
懐に飛び込み、素早く突き刺す事に特化した武器である。



『ダガー』は、両刃で、突き刺す事に特化した短剣である。
片刃で、切る事にも使い、道具としての意味合いも持つものは『ナイフ』である。

いずれにせよ、いくら武器が軽いと言っても、より長い武器の懐に飛び込むのは至難の業である事は併記しておく。

10.槍
長い間合いと素早い牽制の動き。
それらは、剣や斧程度の長さの武器の有効距離まで容易に踏み込ませない。
必殺の一撃になりうる突きを、次々と繰り出す優れた武器である。
遥か古来より使われてきた実績もある、隙の無いものである。



硬く鋭利な素材を使う量が少なくて済む為、比較的安価なのもポイント。
また、扱いきる事ができるならば、長さは圧倒的なアドバンテージである。
しかしながら、特に長い武器の突きは高度な技術を要する難易度の高いものである。
また、柄の材質によっては比較的壊れやすい武器であるという事にも気を配らねばならない。
上級者向けの武器ともいえるだろう。

11.薙刀
和装の女性が、湾曲した刃を持つ柄の長い武器を構えていた。
それだけで、隙が無かった。
生半可な攻撃は、柄で軽くいなされて反撃の一撃が振り下ろされた。
踏み込みが甘ければ、やはり重たい一撃が降りてきた。
それをかわしたとしても、素早い石突きの一撃に叩きのめされた。

外観、機能共に調和の取れた武器である。



攻防のバランスの良い武器と言える。
柄で守り、石突きで牽制し、刀で一撃する。
ただし、刀の一振りのあとは隙になりやすいので気を配らねばならない。
攻防の動作は比較的しやすいが、その組み立ては難しい武器である。

12.トライデント
三本の切っ先が、敵に狙いを定めていた。
充分に引き絞り、一閃。
例え二本がかわせても、残りの一本に捕らえられる。

手に持って近接で刺すも良し、投げて遠隔で使うも良し。
その用途は、意外と広い。



間違っても、3本当たって致傷力3倍、とかいう武器ではない。
攻撃の有効範囲を広げて命中率を上げる為の構造である。
反面、先が重くなり、やや扱いにくくなる点は否めない。
槍が本来持つ速度をいささか犠牲にしてでも命中率を取るべきか否か。

古来の剣闘士の中には、これとネットで闘う漁師のようなスタイルもあったとか?

13.矛槍
板金鎧で身を固めた男が、城門の左右にそれぞれ立っていた。
その手には、長い柄の先に槍の穂先と斧の頭と鉤爪のついた武器を持っていた。

無理に門を通ろうとする者があれば、彼らはその武器を駆使して侵入を食い止める。
槍で突き、斧で叩き切り、鉤爪で引っ掛けて打ち倒す。
多彩な打撃は、敵を翻弄する。



『矛槍』『槍斧』などと呼ばれるそれは、『ハルバード』に代表される、一般に槍と斧と鉤爪を持つ長柄武器である。
完成度の高い武器であるが故、類似品も数多い。
但し重心はかなり前の方に寄り、攻撃方法が多彩である為、かなりの筋力と熟練を要する。

14.投槍
風を貫いて、槍が飛んでいく。
それは敵に深々と突き刺さり、一撃で致命傷を与えた。

手持ち武器としても十分な大きさのあるようなものが飛んでくる恐怖。
かなた遠方からでも、容赦無く襲い掛かってくるのだ。



飛び道具としては破格の長さと重さを持ち、手投げ武器としては非常に長い射程を持つ。
重さと貫通力による、一撃の威力もかなりのものである。
古くから使われてきた優秀な飛び道具であるが、1つ大きな弱点がある。
それは、その長さと重さ故に、数多く持つ事ができない事である。

15.メイス
頑丈な板金鎧を全身に纏った男達が闘っていた。
各々の手に持つのは、鎧にマッチした楯と、もう1つはメイスであった。
あまりに鎧が頑丈であるが故、もはや刃の付いた武器は効果が無い。
そうしたものを相手にするには。もはや単純な質量に頼った打撃武器しか無いのである。

そして戦場では、質量武器による殴り合いが繰り広げられた。



板金鎧の防御効果は非常に高い。
一撃で切り裂いたり、貫いたりなど、そうそうできる物では無いのである。
そうした時、最も有効なのが打撃力。
メイスを始めとする質量のある打撃武器の衝撃までは、防ぎぎることができないのである。

16.斧
放たれる全ての打撃に、致命的なまでの切断力が生じる、恐るべき武器。
少々硬い物でも、一撃の下に叩き切る圧倒的な威力。
その威力が作り出す恐怖の領域は、他者をやすやすと踏み込ませない結界となる。
ひとたびそれが振り下ろされれば、人だろうが物だろうが、ただでは済まない。



『斧』と一口に言っても、片手斧、両手斧、投擲用の斧とではかなり性能が違うので、自分としては分けて考えたいところではある。
いずれにしても共通しているのは、叩き切る切断力としては最高という事だろう。
物体を破壊する力が強いというのもポイントが高い。
反面、重心が先頭に寄っているうえに、攻撃手段が振って使う以外に無い為、攻撃後の隙がどうしても大きくなるという問題がある。

17.弓
戦場に降り注ぐ、矢の雨。
それは確実に戦力を削る、死をもたらす雨である。

戦は、矢の応酬から始まると言っても過言ではない。
それを作り出す武器こそが、弓なのである。



個人的には、『ショートボウ』と『ロングボウ』、『セルフボウ(単弓)』と『コンポジットボウ(合成弓)』あたりは区分化しておきたい。
特に、大量生産できてかつ十分な飛距離を持つセルフロングボウ、馬上からでも威力ある矢を放てるコンポジットショートボウは重要である。
また、上下で長さの違う和弓も少々趣が違う。
さらにそれとは別に、矢にも種類がある。
戦場を語るにおいて、外せない武器である。
しかしながら、個人戦や接近戦は難しいだろう。

18.ボウガン
恐るべき威力と速さを持った矢が放たれる。
それは時に板金鎧さえも貫通し、致命的な一撃を与えた。

そんな強力な一撃が、引き金を引くというだけの動作で放たれるのだ。
狙いも付けやすく、単体を狙撃する事にも向いている、恐ろしい武器である。



『ボウガン』の他に、『クロスボウ』『弩』などと呼ぶのは周知の通り。
一般にその弦の引き方により、詳細にカテゴライズされる。
言うまでも無くその弱点は、速射性の無さ、つまり発射準備に時間が掛かりすぎることだが。
また、最大射程はそれなりに長いものの、有効射程がそんなに長いわけではないのもポイント。
とはいえその威力は、初期の銃器の貫通力を上回るすさまじい物である。

19.拳銃

20.二丁銃

21.火銃

22.手裏剣
小さな飛び道具が、彼の身体に擦過傷を作った。
何と言うことの無いその一撃が、彼の命を奪った。

小さな武器は威力に欠けるが、そのような飛び道具は防ぎにくい。
相手に毒を送り込む最適の武器の1つである。



形は数あれど、手裏剣といえば毒である。
小さいのに一撃必殺の可能性を秘めた武器だが、小さい故に装甲を貫く威力は無い。
傷を与えられなければ何の意味も無いのは他の武器と何ら変わりは無い。

23.くない
小型の刃を逆手に持った女忍者が敵を翻弄していた。
たまらず相手は距離を取った。
瞬間、その小型の刃の鋭利な先端が突き刺さった。
彼女の手から離れて。



武器にも道具にも用途が広い万能用具といったところか。
しかしながら、実際にはメインウェポンとするにはやや心許無いが。
サブウェポンとして持つには悪くない一本だろう。

24.円月輪
それは指先から放たれた。
次の瞬間、離れたところにいるはずの相手は斬られた。

指先から次々と放たれる、飛ぶ斬撃。
敵は、近づく事もできずに切り刻まれた。



他に類を見ない、斬撃性能を持った飛び道具である。
射程はそれなりに長く、威力も小さくは無い。
しかし貫通力は無い為、ある程度の装甲を持つ相手には効果が薄い事が予想される。

25.如意棒

26.棍

27.モーニングスター

28.針

29.杖

30.弦(糸)

31.爪

32.ナックル

33.鞭

34.笛

35.ブーメラン

36.大鎌

37.トンファー

38.棍棒

39.扇(鉄扇)

40.ヌンチャク

41.ドリル

42.ハンマー

43.火槍

44.黒作大刀

45.七支刀

46.天叢雲剣(草薙の剣)

47.聖剣

48.魔剣

49.秘剣

50.神剣

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